高速液体クロマトグラフィー(HPLC)について

HPLCとは、試料中に含まれる成分をカラムで分離し、検出器で検出し、それからクロマトグラムとして表示する分析手法のことをいいます。
HPLCでは、下図のような構成の装置が用いられます。ポンプは移動相(有機溶媒など)を送液します。インジェクターを経て注入された試料は、カラムに入り、カラム内で移動相との相互作用で、各成分ごとに分離されます。分離された各成分は、紫外・可視吸光光度検出器などで検出されます。既知濃度の標準との比較で、濃度を知ることができます。
生体成分の分析、食品成分の分析、環境中の汚染物質の分析、製薬中の不純物の分析、製品工程の確認など幅広い分野で用いられています。

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